□氷川渓谷 森林セラピー専用の奥多摩・林内遊歩道「登計トレイル」を歩く 晴 参加者7名
■2023年の年明けは寒い日が続いたが、1月のハイキングは東京の奥座敷・奥多摩にある氷川渓谷を歩く。日原川沿いにある廃墟のような石灰工場を眺めながらしばらく歩くと、多摩川との合流地点にある氷川小橋に着くが、ここは帰りに渡るのでスルーする。やがて少し小ぶりの登計橋という吊橋を渡る。吊橋が苦手なメンバーもいた。さらに5~6分ほど歩くと愛宕山登山口になる。ここで小休止をとる。
■登山口からいよいよ山道となる。階段となったり、岩場になったり、かなり歩きづらい。10分ほど登ると広場となる。登計園地と呼ぶらしい。登山口には石造の芸術作品があったが、ここにも大きな女性像がある。しかし、一帯が苔むしていて荒れており、せっかくの作品が埋もれてしまっている。広場から急峻な山道を5分ほど登ると前方に天にまで届くかのような石段が現れる。愛宕神社名物の188段の石段は角度が急で、上の方はほぼ45度の傾きとなっていて、下手をしたら後ろ向きに転がり落ちそうだ。さすがにこの石段にチャレンジする人はなく、引き返して巻き道を行くことにする。
■お昼時になったので、いったん広場で昼食をとるが、森の中は日が差さずとにかく寒い。そうそうに切り上げ、巻き道をたどることにする。10分ほど歩いたら、舗装道路に出る。石段の先には愛宕神社を祀る愛宕山の山頂があり、どうやらそこに通ずる道路らしい。舗装道路を10分ほど登ると(この登りが地道につらい)、いよいよ登計トレイルの入口にたどり着く。
■登計トレイルは日本で初めての本格的な森林セラピー専用遊歩道で、遊歩道にはヒノキのチップが敷き詰められている。フワフワとした歩き心地で気持ちがいい。今は冬で霜などでチップは湿っているが、夏場になるとヒノキの香りが立ってきて気分がいいと思われる。トレイルのところどころにはステーションと呼ぶ施設があり、いろんなことを楽しむことができるらしい。
■再び山道を歩いて、往きに渡った登計橋に戻る。往きでは渡らなかった氷川小橋(ここも吊橋)を渡る。ここから河原に降りて、集合写真。奥氷川神社の御神木の三本杉を見た後、奥多摩駅に戻る。天気はまずまずだったが、日陰は相当に寒い1日だった。